暑い日が続いていますね。
今日、陽がほらで聞こえるセミは、ヒグラシ、ニイニイゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、そしてツクツクボウシ。
ツクツクボウシの鳴き声が聞こえはじめたということは、一応夏は終わりに近づいているということですね。
昨日8月8日、陽がほらは16回目の開業記念日を迎えました。
状態の良い古民家を見つけてきれいに掃除してお布団を用意すれば、宿屋になるんじゃない?
というごくごく単純な発想から始まった陽がほら。
最初はお客さんがいなくて毎日ヒマで、いつも縁側に座ってぼーっとしてました。
あまりに毎日縁側にいるものだから、当時ご近所の人たちが心配してたとか(笑)
本人は幸せでしょうがなかったのですけどね。
陽がほらを思いつくまでは、田舎暮らしも古民家もまったく興味がなかったのですが、どちらも僕には合ってたみたいです。
古民家は自分で手を入れられる余白が多いところがいい。
その余白を「面倒なこと」と捉える人もいるだろうけど、幸い僕はその余白を楽しむことができました。
いろいろ調べながら必要なものを新しく作り出したり、逆にいらないものを壊したり処分したりしてスペースを作ってみたり、弱いところを修繕して心地よさに変えたり。
その時々にご縁があった人たちといっしょに余白部分で遊ぶ。
そんな感じで暮らしていると自分でできることが勝手に増えていくし、暮らしそのものが遊びというか楽しみになる。
そうやって陽がほらは毎年のようにどんどん変化してきましたが、一つまったく変わっていないことがあって
それは、僕のいちばん好きな場所は、ここ、陽がほらだということ。
16年前、縁側でぼーっとしてたときから変わらずこの場所が大好きです。
そのいちばん好きな場所でお客さまを迎えることができる幸せを噛みしめながら、17年目の陽がほらも楽しみたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。